前回の書き込みからまたしても間が空いてしまいました。 それぞれの現場で、いろいろなことが起きています。 障害、クラウド、SAP・・・ 中でも最近ホットなトピックといえば、SolutionManagerへのSPS適用です。 とある事情によりSPを適用することになったのですが、 今回はあまり私自身経験が少ない形、 SAP社推奨のとおりメンテナンスオプティマイザを使って、 SUM(Software Update Manager)でJavaもABAPも一緒に、という方式で実行しました。 JavaにSP適用といえばJSPM・・・という時代はもう古く、SUMでの適用が今は正解です。 ただJSPMではないとはいえ、裏ではしっかりSDMが動きます。 ABAPは従来のSPAMが使えるものの、せっかくなのでjavaと一緒にSUMで適用します。 SCNの記事を読むと、SUMはこれまでバラバラに開発されていたSAPのメンテナンスツールを統合する位置づけだとのこと、感心です。 Software Update Manager (SUM): introducing the tool for software maintenance (上の1行にに設定されているリンク⇒https://blogs.sap.com/2012/11/07/software-update-manager-sum-introducing-the-tool-for-software-maintenance/) さて、まずはSPファイルのダウンロード。 ここはメンテナンスオプティマイザ、意外となかなかやりますね。 きちんと設定しておけば、マーケットプレイスでファイルを選ぶ必要がなくなります。 きちんと設定、が曲者ではありますが。。・ でも意外としっかり動いてくれて、ダウンロードバスケット登録まではさくっと進みました。 メンテナンスオプティマイザなのでバスケット承認も不要。 XMLファイルもSolmanに配置してくれているので、あとは適用するだけ。 これは運用楽です! そして適用、SUMを使います・・・って、SUMは別途DLしなければならないのか?? メンテナンスオプティマイザでSUMを選択する画面が無かったような? と、そのへん確認したところ適用対象システムのNetWeaverバージョンによってSUMが提案されたりされなかったり、のようです。 参照:Note:1626435 – SUM Download in Maintenance Optimizer Transaction SOLMANはNetWeaverのベースが古いので提案されない、ということは、 ブラウザでマーケットプレイスにログオンして、手動でファイルを指定しなければなりません。 ・・・って、せっかくメンテナンスオプティマイザ使ったのに。 さて、SUMを別途DLしていざ実行。 SUMってSAPバージョンアップ用のツールと考えていたので、 SP適用ではどんな手順にななるのかと興味がありましたが、 動かしてびっくり、というか、あーあというか、バージョンアップそのままでしたね。 長い長い手順を経て適用にはいります。 安定したSPAMを捨ててまで面倒なバージョンアップ手順に置き換える必要があるのだろうか・・・ 適用自体はすんなり完了しました。 事後作業ということで、メンテナンスオプティマイザのタスクをクローズしようとしたところ、 自分自身のバージョンが変わってしまったらしく、バージョンを正しく認識できなくなったというおまけつき。 このへんの詰めがSAPさん相変わらずです。 そもそも、SP適用しましょうという話に至った理由もちょっと「おいおい」という話なのですが、 それはまた今度。
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