仮想化と検証環境

そのむかし、R/3(R/2)と名乗っていたパッケージは、
3.0 → 3.1 → 4.0 → 4.6 → Enterprise → ECC → SAPERP・・・・と名前を変え、
最近はEHPxというあたかもパッチレベルのようなライト間隔なバージョンも出て来ました。

そして、Netweaver2004と呼んでいたものは7.0、7.1、7.3が混在することに。

バージョンがなんだろうが基幹システムに求められる業務要件はさほど変わらないものですが、
基盤に求められる非機能要件は日々進化を続けています。
その進化をうけてのバージョンアップということが言えるのでしょうが、
いやはや、扱う側はたまったものではありません。

こんな複雑なSAPベーシス分野に加え、ミドルウェアやOS、DB、H/Wとなると目が回る複雑さです。

そんな基盤泣かせな時代の救世主(?)が仮想化技術です。

弊社もVMwareとHyper-Vには力を入れてきていますが、H/Wから開放されるのがこんなに気持ちの良いものかと驚きます。
すごい技術ですね。

ただし、運用する側にとっては管理する対象のレイヤ(仮想レイヤ)が増えるため、運用難易度は上がります。
これまでのリソース監視の考え方を進化させないといけないですし、
追加ホストが気軽に出来るためにどんどんゲストOSは増えていきます。
仮想化エンジニアのケアを忘れずにお願いします。

話を戻して、最近のSAP案件はバージョンアップやシステムコピー、マイグレーションといった、
保守案件が増えています。
お声がけいただいて訪問したユーザさんのSAPバージョン、見事なまでに毎回違います・・・
昨年は ECC5.0からのバージョンアップを担当させていただきました。
ECC5.0・・・けっこうマイナーなバージョンです、存在をすっかり忘れていました。

ベーシスに係る方はご存知だと思いますが、SAPのインストールメディアというものは、
出荷時のセットを保持していないとインストール作業がうまく進みません。
そして出荷時のセットは数ヶ月に1回マイナーバージョンが変わりますので、
ぱっと見同じバージョンであっても、インストーラのメニューが違ってたりします。

そんな出荷メディア毎に手順が変わるSAP、さすがに何らかの検証をしないとユーザさん先での作業はリスクです。
そこで弊社ではVMwareによる事前リハーサルを実施するようにしています。
当時のメディアを使ってシステムコピーやバージョンアップの計画を立てるために、
気軽に環境構築ができるVMwareは重宝します。

今日もVMwareを使ってバージョンアップの手順確認と、VMwareソリューションの調査です。
しかし、VMware自体もバージョンが小刻みに上がっていてこれもまた基盤泣かせではありますが・・・

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